1年間のおもな活動(2021年)
2月14日 『ことば』41号合評会(zoomによるオンライン開催)
7月3日~7月4日 第30回ワークショップ(zoomによるオンライン開催)
7月3日
・発表1:遠藤織枝「日記から知る壽岳さんの若き日の研究生活 」
・意見交換会:「最近のことばとジェンダー研究の動向」
司会:三枝優子
話題提供者:遠藤織枝、加藤恵梨
コメンテーター:佐々木恵理、河合真美江(朝日新聞社)
7月4日
・発表2:斎藤理香「Language Governmentalityと「女性語」」斎藤理香
・発表3:孫琦「日本語のオノマトペに翻訳される中国語表現の諸相―中国現代小説とその日本語訳を対象に―」
・発表4:吉甜「日中同形同義語の相違から見る日本語における和語と漢語の使い分け」
・発表5:方敏「文脈関連性からみる話題選択―初対面からの縦断的な会話をもとに―」
・発表6:牛晶「依頼の前置き表現に見られる配慮言語行動に関する一考察―日本語と中国語の対照研究の観点から―」
7月13日 第15回「ことばとジェンダー」賞審査結果発表(該当者なし)
8月22日 『ことば』42号原稿執筆者募集締め切り
9月4日 シンポジウム「寿岳章子さん、ふたたび―元祖わきまえない女に今学ぶこと」(zoomによるオンライン開催)
・発表1「日記からみる若き日の寿岳さんのバイタリティー」遠藤織枝
・発表2「寿岳章子さんと多彩な市民運動(憲法・平和・女性・環境・選挙など)」久米弘子(京都弁護士会所属弁護士・国際婦人年京都連絡会代表)
・発表3「『日本語と女』―寿岳さんの視点」佐竹久仁子
・発表4「主人という言葉をめぐって―新聞記事から考える」田中聡子(朝日新聞社)
12月31日 『ことば』42号 発行
個人活動
遠藤織枝
論文:「昭和初期の医学用語改訂の実践―国語改革運動の一環として」早稲田大学日本語学会編『早稲田大学日本語学会設立60周年記念論文集 第1冊 言葉のしくみ』pp.167-183 ひつじ書房(2021)
口頭発表:「日記で見る 寿岳章子さんのジェンダーへの気づき」EAJS2021第6回欧州日本学会(2021.8.27)オンライン開催
大島デイヴィッド義和
論文:Redefining verbal nouns in Japanese: From the perspective of polycategoriality.(林みどりと共著) In:Proceedings of The 34th Pacific Asia Conference on Language, Information and Computation. pp.514-522 (2021.10)
論文:Against the multidimensional approach to honorific meaning: A solution to the binding problem of conventional implicature. In:Naoaki Okazaki, Katsutoshi Yada, Ken Satoh, and Koji Mineshima (eds.) New Frontiers in Artificial Intelligence:JSAI-isAI 2020 Workshops, JURISIN, LENLS 2020 Workshops, Virtual Event, November 15–17, 2020, Revised Selected Papers. Heidelberg:Springer. pp.113-128 (2021.6)
口頭発表:The semantics and pragmatics of the Japanese honorific titles -san, -kun, and -chan. Logic and Engineering of Natural Language Semantics 18. (2021.11.13-15)オンライン開催
吉甜
論文:「同形同義語の相違から見る日中両語の相違」『語彙研究』18 語彙研究会 pp59-67(2021)
口頭発表:「「*母の愛が私を包囲した」と“妈妈的爱包围了我”:日中における他動詞文の主語の相違―日中同形同義語に注目にして―」国際研究集会 次世代の日本研究 ―国際的協働研究と研究交流―(2021.3.21)オンライン開催
許 家瑶
口頭発表:「会話に物語が編み込まれている−物語を語る準備−」人工知能学会 第91回言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)(2021.3.1)オンライン開催
口頭発表:「日本語会話における語る準備-会話の糸口を作るという方法に着目して-」第4回会話分析研究発表会(2021.9.1-2)
口頭発表:「日本語会話における語る準備-会話の糸口を作るという方法に着目して-」人工知能学会 第92回言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)(2021.9.3)オンライン開催
データセッション:関西EMCA互助会(データ提供・事例分析の発表 2021.1.30)
会話分析研究会(データ提供・事例分析の発表 2021.4.17)
関西EMCA互助会(データ提供・事例分析の発表 2021.6.5)
関西EMCA互助会(データ提供・事例分析の発表 2021.7.18)
関西EMCA互助会(データ提供・事例分析の発表 2021.9.27)
関西EMCA互助会(データ提供・事例分析の発表 2021.11.23 )
熊谷滋子
論文:「方言格差をつくる方言研究 :「西高東低」をめぐって」『市民の科学 = Citizen’s science 』11 pp.110-127(2021)
口頭発表:「メディアが再生産する方言イメージ―ドラマに描かれる東北方言―」ひと・ことばフォーラムオンライン研究会「方言とメディアの言語的コンプレックス」指定討論者(2021.10.30)
黄叢叢(こうそうそう)
口頭発表:「和語動詞と中国語動詞の対照研究ー「受ける」と“受”の共起表現からー」第30回小出記念日本語教育研究会(2021.6.26)オンライン開催
呉梅
口頭発表:「中国人日本語学習者の複合語和製英語の意味推測 ―推測が容易な語・困難な語の特徴は何か―」第30小出記念日本語教育研究会(2021.6.26)オンライン開催
口頭発表:「中国語を母語とする日本語学習者の複合和製英語の意味推測に関する研究 ―日本語語彙知識から見る―」日本語学会2021年度秋季大会学生セッション(2021.10.31)オンライン開催
口頭発表:「複合和製英語データベースの構築と応用」2021年度日本語教育学会秋季大会(2021.11.28)オンライン開催
小林美恵子
Blog:映画を通して考える日本語と日本人・社会 https://miekobayashi02.blogspot.com/
Blog:電影★逍遥 http://miekobayashi01.blogspot.com/
斎藤理香
著書:The Language of Feminine Duty: Articulating Gender, Culture, and Covert Policy in Modern Japan. New York: Peter Lang Publishing.(2021.5)
口頭発表: Boku, Ore, Watashi, or Atashi ? :Shifting Personality and Gender in Haruki Murakami’s Translations. Paper presented at the Asian Forum, Western Michigan University, Kalamazoo, MI.(2021.10.8)オンライン開催
徐微潔
訳書:『非洲的语言与社会—多语言共生』(アフリカのことばと社会―多言語状況を生きるということ)浙江工商大学出版社(2021.6)
著書:『性别语言学』(ジェンダーで学ぶ言語学)浙江工商大学出版社(2021.11)
論文:「应该使用「いつもより」,还是「以前より」?」(「いつもより」を使用すべきか、それとも「以前より」使用すべきか)『日语副词的偏误研究(上)』(日本語の副詞に関する誤用研究(上))pp.134-136(2020.11)
論文:「女性职业称呼的流变及现状考察——以「女中」为例」(女性職業呼称の変遷及びその現状についての一考察―「女中」を例に)『高等日本語教育』第7号 pp.89-103(2021.5)
論文:「「いつも」的多余使用(1)」(「いつも」の過剰使用(1))『日语副词的偏误研究(上)』(日本語の副詞に関する誤用研究(上))pp.137-139(2021.7)
論文:「应该使用「ぜひ」,还是「きっと」?」(「ぜひ」を使用すべきか、それとも「きっと」を使用すべきか)『日语副词的偏误研究(中)』(日本語の副詞に関する誤用研究(中))pp.46-48(2021.7)
論文:「「ずっと」的多余使用(2)」(「ずっと」の過剰使用(2))『日语副词的偏误研究(中)』(日本語の副詞に関する誤用研究(中))pp.143-146(2021.7)
口頭発表:「「女」を使用すべきか、それとも「女性」を使用すべきか」2021年日本語誤用と第二言語習得国際シンポジウム(2021.8.1-3)中国西南大学
口頭発表:「ことばとジェンダー研究の日中対照」第12回漢日対比言語学国際シンポジウム(2021.8.21-22)オンライン開催
口頭発表:「服务国家战略和社会需求的MTI人才培养研究」(国家戦略と社会ニーズに応えるMTI人材育成研究)第14回浙江省翻訳協会2021年度大会(2021.10.16)中国浙江財経大学
講演:「日文中訳における連体修飾節の取り扱いについて」人民中国杯翻訳コンテスト講演(2021.5.6)オンライン
口演:「ことばとジェンダー研究の今昔」(2021.5.29)中国福建師範大学
シンポジウム:「第三回中日異文化伝播翻訳実践シンポジウム」指定討論者(2021.5.22)オンライン開催
髙橋美奈子
論文:「保育者による行為要求表現の形式と文体」(奈良梨夏子と共著)『言語文化論叢』18 pp.103 -115 (2021.5)
論文:「幼稚園教諭養成における保育内容の授業構成に関する基礎的研究―『領域に関する専門的事項』の内容の検討―」(岡花祈一郎・増澤拓也・三田沙織・中尾達馬・淡野将太・國吉真哉・浅井玲子・ 村上呂里・吉田悦治・小川由美と共著)『琉球大学教育学部紀要』第98集 pp.127-137(2021.3)
報告書:『沖縄県における外国人の子供の就学状況等発展的調査報告書(沖縄県全41 市町村教育委員会調査)』2020年度公益信託 宇流麻学術研究助成基金「沖縄県における外国人児童生徒の就学状況に関する研究」成果報告書(沖縄県子ども日本語教育研究会 髙橋美奈子・渡真利聖子・北上田源・中川麻美編著)(2021.9)
講演:「沖縄県内における外国にルーツを持つ子どもの就学状況と関連法令」『2021年度国際理解・開発教育指導者養成講座(中上級編)学校現場での多文化共生の実現に向けて』(オンライン)(2021.12.4)
講演:「沖縄県内における外国人の子どもの教育に関する現状と課題」(渡真利聖子と共著)沖縄県市町村教育委員会連合会による研修会(動画配信)(2021.7月中配信)
儲叶明(チョ ヨウメイ)
論文:「逸脱的な行動に対する日中母語話者の否定的評価について:ロールプレイの結果を中心に」『東アジア日本学研究』6 pp.171-187(2021.9)
口頭発表:「中国語母語話者の雑談にける人称代名詞の機能:視点を操作する手段としての「人家」と「你」に注目して」社会言語科学会第45回大会(2021.3.14)オンライン開催
口頭発表:「置きことばとしてのWecahtやりとり:「呵呵(hehe)」を事例とした文脈化された合図の考察」第2回社会言語科学会スチューデントワークショップ(「置きことばのコミュニケーション」第5発表)(2021.9.11)オンライン開催
方敏
論文:「初対面からの縦断的な会話における疑問文による話題導入」『日本語/日本語教育研究』12号 pp.149-163(2021.11)
口頭発表:「親密化過程における話題選択の変化」社会言語科学会第45回大会(2021.3.15) オンライン開催
馬雯雯
口頭発表:「ジェンダーに関わる表現「女子力」についての考察-その連想語を中心に-」『日中文化学報』国際若手研究者ワークショップ2021-東アジアの文学、言語と歴史(2021.3.12)つくば国際会議場
口頭発表:「ジェンダーに関わる表現「女子力」の考察―「女子力」に対する評価における語彙・表現を通して―」第12回日本語コミュニケーション研究会(2021.3.19)オンライン開催
谷部弘子
論文:「日本語聴解テストにおける学習者の解答過程 ―回顧的口頭報告のプロトコル分析―」 (島田めぐみ・保坂敏子・澁川晶・孫媛・ウォーカー泉と共著)『日本大学大学院総合社会情報研究科紀要』22 pp.49-60(2021.7)
論文:「日本語聴解認知診断テストの開発を目指したアトリビュートとテストの分析」( 島田めぐみ・澁川晶・孫媛・保坂敏子と共著)『日本言語テスト学会誌』23 pp.37-56(2020.11)
口頭発表:「CEFR A2レベルの学習者はどのように日本語聴解テストを解くのか」(島田めぐみ・Tsedev Delgerekhtsetseg・孫媛・澁川晶・保坂敏子と共同発表) 2021年東アジア日本語教育日本文化研究学会国際学術大会(2021.8.22)オンライン開催
口頭発表:「日本語教師の国家資格化への諸課題 」(本廣田鶴子、島田めぐみ・杉田千里・藤光由子・保坂敏子・増田朋子と共同発表) 2021年東アジア日本語教育日本文化研究学会国際学術大会(2021.8.22)オンライン開催
専題報告:「評価から考える授業デザイン—聴解授業を例に」第八届高校日语教师专业发展论坛暨骨干教师研修会(2021.7.20)
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